今日は、水プロジェクトで先日から行っていた、
水道水のペットボトル製造中止の請願の説明を厚木市議の山本ともこさんが
行うため、傍聴に行きました。
傍聴手続きは相変わらず、5階に一度行かなければならず、
ほんとうにめんどくさい仕組みです。
人件費の無駄です。まったく傍聴するだけなのに職員が何人も出てきて、
久しぶりに来ても同じ状況に頭に来ました。
県庁そばで抗議の街宣やりたい。
数年前に県議とネット調査政策室とで、
全国の県議会に電話して実態を調べましたが
こんなに傍聴しにくい県は3県ぐらいです。
(物置のような待合室がいやで、8階でまっていて、抽選がないのを確認して
村田県議の7階控室で10時25分まで待って、それから又8階の
物置のような待合室にもどり、案内がきて委員会室に行きました。)
山本ともこさんの「さがみの水」の製造・販売を中止する請願の意見陳述は
てきぱきとしてとてもよかったです。
職員が3分以内と言って隣に立って腕時計をかざして
立っている姿は、二宮町の10分ぐらいと言いながら少しぐらい長くなってもいいですよ
というのと、大違いで
その職員の姿を思い出すと、頭にきますが、やがて哀れな気分です。
この意見陳述について誰からも質問も意見もなかったのが
肩透かしです。
委員会の質疑は県の芸術振興計画や学校の禁煙についてなど質疑あり。
きき方も答弁もだらだらした感がありました。
聞いててばかばかしいやりとりもありました。
50人の職員と7人の傍聴者全員が心の中で
呆れているやり取りをする県議会って.......
あたしたちの県民税をすこしでも返してくださいという気分で
帰宅しました。
山本さんがプロジェクトメンバーに送ってくれた陳述の文章を
以下に貼り付けます。
私はこの度「さがみの水」の製造・販売事業の中止を求める請願の請願代表者であります、厚木市に住んでおります山本智子と申します。35名の署名とともに今回の請願を提出いたしまたので、この場をお借りして意見陳述を行います。
請願の要旨はすでに御覧になっていることと思いますが、付け加えての説明をさせていただきます。
「さがみの水」はご存知のように県水の広報用としての位置づけのもと製造されております。ここ3年間の平均では、年間105,600本のうち約18%を販売し、66%を無料配布に充てています。この中には先の新潟県中越沖自身の際7,200本が提供されています。
また、「さがみの水」の製造における予算の約850万円は委託料であり、それにかかわる企業庁職員の人件費は含まれておりません。
今水道の蛇口を開ければ、安心して飲める水がふんだんにあり、ここが恵まれた国であることは誰の目にもごく普通のこととなっています。
さてその中で、「さがみの水」が水道水の広報用に使われる理由はどこにありましょうか。安全で良質な水の安定した供給は十分に果たされていますし、水を選ぶ必要などありません。水道水の広報が本当に必要なのか再度問いかけるべきです。
県でも環境家計簿をつけてエコな生活を推奨しています。今一番必要とされ、時代に合った広報は、さまざまな環境問題への関心を深め、自身の生活を見直すことだと思います。その意味からも長距離輸送による環境負荷が懸念される「さがみの水」については大きな問題があります。
現在民間企業における水の取り扱いは飽和状態ですが、それぞれに特徴はあるものの製造・流通において時々混雑物が見つかり、そのたびに消費する私たちは混乱しています。それに比べますと水道水が安全なのは今までの長い水道の歴史の中で十分に立証されています。
「さがみの水」については県内各地の事業所へ送られ有効に使われていることを想定していますが、実際はなかなか思ったようにはいっていないようです。また取扱いについても受けとる自治体で違いがあると聞いています。
たとえば海老名市では昨年1200本ほどを有料で購入しています。今年度も予算化されていると聞きます。用途は相模川のクリーンキャンペーンの開催時に、参加者への提供でした。残念ながらこの時は雨天のために中止になったそうです。しかし、海老名市には民間ペットボトルの製造業者があり、民間活用の点からも疑問視する向きもあります。
他の自治体では、行事の際に参加者へ配布しているようですが、そこに本来の目的である県水の広報をどれだけ意識して使っているかは疑問です。
さらに「さがみの水」は賞味期限が2年という中、15%の残数が出ていますが、この配布場所・廃棄数などのデータは企業庁からは出ていません。
もはや公費を使って「水」を作る時代ではありません。
以上の見解のもと、「さがみの水」の製造・販売事業の中止を求める請願といたします。よろしくご審議をお願いします。