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小笠原陶子 政治は市民のたしなみ

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3月2日議会本会議 午後は予算の事項別明細説明=歳入のみ

9:30 議会本会議=委員会での採決を委員長報告し、それについて、質疑と討論。私はふたみ記念館設置条例に反対しました。理由は以下のMore をクリックしてください。

13:00~は予算の事項別明細説明=歳入のみ 傍聴者1名。お世話様です。



二宮町ふたみ記念館の設置及び管理に関する条例の制定について 議案第 1 号
の委員長の報告に対し、反対の立場で討論いたします。

 委員会の質疑の中で町長は黒字を目標にしたいと答えています。が、しかし入館料の500円の算出の根拠が示されましたが、観覧者を平日10人、土日を50人と見込み、平日を177日=1770人、土日を116日=5800人と計算し、549万9,800円をこの観覧者数で割ると733円となると試算されています。
1年間の入場者を7500人と見込んで733円でなければ黒字にならないのに、その料金は500円。それも入館料をいただくのは基本的に大人だけです。オープン当初はともかくも、リピーターを見込むのは他の自治体の美術館の運営状況を見ても厳しい状況です。とても回収できそうもありません。
 
せっかくこの記念館用にと土地と家を寄付していただいたのでありますが、少子高齢化が顕著に進むわが町では、今後税収の増額は見込めない中にあって、毎月人件費が職員に12万6千円以上2名と臨時職員1名、もかかるのは納得できません。
 
二見利節画伯の絵が好きな人にはうれしくありがたい施設でしょうが、休憩室もなく他の活用もできない施設を運営するために、町民全体の血税を出すことには賛成できません。美術や音楽は、お金に換算できないものだという考えもあります。
 
 私も熱海のMOA美術館や、箱根の成川美術館に行き、芸術を鑑賞することに、喜びを見出すものでありますが、しかし今の二宮町にその余裕はないはずです。
聞くところによると、先日の地区長会議で、各地域の集会場である老人憩いの家や児童館の修理は10万円以下のものは、町からは出さない、その地域で費用を捻出するようにとの話をされたとのことです。 
一色のふるさとの家も寄付してもらいましたが、改修費をかけて維持管理しても
利用が少なく、運営費がかかるのみです。最後にもう一度言いますが、「なんでもタダだから貰うという考えは危険です!」と申し上げ、討論といたします。
by toko-toukon | 2011-03-03 06:10 | 議会に関すること