小笠原陶子 政治は市民のたしなみ

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3月8日議会本会議=総括質疑

9:30~本会議。傍聴者は11人
。二宮町にしては多いいほうです。その中でうちのメンバーが3人。
1番目の登壇は「池田宏議員」彼の質問は1回目は5項目ぐらいにわたって質問したが、
1回目の町長の回答を聞いたのちは、生涯学習センター裏に作る、風致公園のことについてのみの
質疑だった。
10:30から20分の休憩ののち私の質疑。

1.町始まって以来の大型予算の実態は大型町債である。そこで町の財政運営
と経費削減策と財源確保について問う。
2.下水道整備計画の見直しと運用上の課題解決の方策について
3.梅沢海岸防潮堤整備基本計画について
4.風致公園の活用について
5.情報公開と住民参加について

という、通告文が簡単だったのですが、内容はA4×4枚。

質疑の最中に時間切れで、3問目の質問は午後になってしまいました。

町長回答で印象的だったのは、3問目の私の質問に
第一次産業や商業に投資しているが、そこからは当分の間、税金があがってこないということです。

町長答弁=税収増について
農業者の税金の納め方は、赤字になってしまうのでほとんど納税がない。固定資産税はあるが。
商店も、大型店はともかく、地元の商店は利益が出ないので町に寄与する部分はほとんどない。
だから活性化を図る。
収益向上から発生する税金を納める効果を見込んでいる。1割とか2割とか、効果を今すぐは言えないが。
小さなお肉屋さんが頑張っていたり。
建築業界は町内ではほとんど仕事がないが、他町で仕事を取ってくる電気屋さんは立派に企業活動して税金を納めている。
総じて言えば、お金の融資という後ろ向きのテコ入れではなく、よくなってほしいという投資だ。

登壇原稿を下記のMoreに入れます。クリックしてください。



2010年3月定例議会総括質疑          小笠原2010.3.4
1.町始まって以来の大型予算の実態は大型町債である。そこで町の財政運営
と経費削減策と財源確保について問う。
2.下水道整備計画の見直しと運用上の課題解決の方策について
3.梅沢海岸防潮堤整備基本計画について
4.風致公園の活用について
5.情報公開と住民参加について

2008年秋からの世界同時不況が与えた痛手は大きく、円高、デフレの進行、厳しい雇用情勢など、未だ予断を許さない経済状況にあり、貧困・格差問題は二宮町の子どもにも及び、要保護・準要保護の子どもは、長妻大臣が昨年の10月に発表した国のデータの15.7%に準じています。また、町の人口減少と高齢化の急速な進展に閉塞感や将来不安はいまだ払拭されていません。
特に私の住む百合が丘は高齢化率が、町の26%を大幅に上回って、現在36%、3丁目の集合住宅のエリアはすでに40%となっていると、百合が丘社協会議で委員さんの報告がありました。
国、現政権には新たな成長戦略の確立や税・財政・社会保障の一体改革、さらには少子化対策により、国民が実感できる持続的な経済成長と安心・安全な社会の実現を図ることを求めるところであります。そんな中に2010年度予算案が3月2日にやっと衆院を通過し、参院へ送られ、これで予算の年度内成立が確実となりました。国政には財政・金融両面の景気刺激策が求められています。
さて、二宮町の平成22年度予算を見ると、二宮町史上最高額の大型予算を組みました。町長の施政方針によりますと、「不況こそ改善・発展のチャンスであり、物事を見直す絶好の機会と捉え、二宮町の活性化のために将来を見据えた挑戦をしていくという観点から、新年度については、大型の建設事業に積極的に取り組んでいく」とのことでしたが中身を見ると、
その主たる内容は、(仮称)風致公園用地買い取りや給食センター、ごみ積み替え施設建設、駅エレベーター設置、吾妻山公園整備など大型建設事業です。

今回の大型予算編成にあたっては、新たに町債を17億5270万円を起債することとなりました。この金額は将来の町民負担を招くことにならないかと危惧を抱きます。
自治体運営の研究者によると、約70億円の一般会計規模の自治体で、なおかつ景気低迷している状況下で新たに10億円以上の起債は通常では考えられないとの指摘がありました。
また、財政調整基金も1億1千万円取り崩し、基金の残高は8200万円が予測されています。
企業からの税収が少なく景気の影響受けにくい二宮町ではありますが、高度成長期に開発された分譲地の住民の高齢化が一段と進み、社会減も合わせ、人口減少が続いています。百合ヶ丘の自治会も社協も中心を担う方は70歳前後です。2007年問題と言われた、団塊の世代の定年退職者も増え、年金受給者が増えています。今後の財政状況がどうなるのか、町民負担や町民サービスに影響はないのでしょうか、伺います。財政運営
また、厳しい財政状況下で一層の経費削減が求められています。町長は自らトイレ掃除もしますと公言し、庁舎の清掃委託も削減するといわれていますが、今年度の予算の経費削減について他の部分ではどのように経費削減に努力されていますか。私の会派でも先日の議会全員協議会で、議会自ら経費削減に話し合いの場を持とうと、提案したところですが、議会費も含めて聖域なき経費削減が求められていますが、いかがでしょうか。

(2問目:担当部長としてどのように考えているのか(経費削減の必要性の有無と必要だとしたらどの経費か)経費削減策)

町税が減収されるかなで、町長は二宮の自然を生かした日帰り観光によるまちづくりによって、町の活性化や雇用の創出などの経済効果をうたっているが、具体的にどの程度の増収を試算しているかぜひ伺いたい。
また、後世につけをまわすことになるのは町長の責任問題となると考えるが、5年後・10年後の財政状況の見通しを伺う。財源確保

(2問目:昨年の9月議会に、平成31年度までの財政計画と、交際費推計一覧が出ています。)

町債残高の占める割合で、大きいのが、下水道特別会計です。

今年度の予算を見ますと、下水道特別会計は9億6501万9千円です。昨年の予算が9億8502万5千円、20年度の決算が12億6513万4千円でしたから、
昨年度から事業規模を縮小してきていますが、毎年積み重なる下水道特別会計の借金の額は、70億6754万1千円に上ります。
議会初日の補正予算では、21年度の接続件数が目標の400件加入予定が、1月末で131件という状況になっています。この不況下では、下水管は敷設されても、接続契約が伸びないと予測されます。
私は昨年の3月予算議会総括質疑で、下水道計画規模の縮小を酒匂川流域下水道計画の関係市町と見直すべきと提言いたしましたが、その後神奈川県でも下水道計画を見直す動きが加速され、「改定かながわ下水道21」
が作成されました。昨年夏に素案が発表され、現在開催中の県議会に提出されました。町の担当課職員も説明会など参加されていますが、町も速やかに計画を練り直すことを希望しますが、現在の状況をお聞かせください。




3.梅沢海岸防潮堤整備基本計画について
昨年度は町長も梅沢海岸の漁港整備について強い意欲を持って取り組む決意でしたが、海岸保全と財政の観点で県から許可が下りず、結局19年度に1392万3千円の費用をかけて作った事業計画が計画倒れとなりました。
                                                                   しかし、町は海岸にある駐車場を含む後背地の整備をするべく防潮堤整備基本設計委託費を800万円、今回の予算に計上しています。
今年度は800万円の予算ですが、作るとなれば町にとって総工事費用の4分の1の負担が生ずることとなりますが、景観や維持の問題も出てきます。
どのような展望を持ってこの事業に取り組むのか、無駄な投資にならないのかお聞かせください。
2問目:神奈川県のなぎさづくり班の方にお話を伺ったところ、梅沢海岸の場合防潮堤を作るとしたら、海抜8.5Mは必要だとのことで、景観と利便が損なわれるがどう対処するつもりか。



次に4.風致公園の活用について

(仮称)風致公園建設用地買い取りは、この間議会でも賛成してきていますが、
当初の町の購入計画には、土地取得後は補助金と不要な土地の売り払いとを当てて、町の財政に支障がないように進められるとの予測があり、それを踏まえて議会でも、
町の景観や防災の観点からも重要な土地だという認識のもとに、町長に購入すべきとの意見書を提出いたしました。
土地購入の話と並行するように、昨年度から町の公共施設の利用料が値上げされたこともあり、「ラディアンの裏の土地を購入なんてするから財政が厳しくなって、住民サービスが低下したのではないか」という、問い合わせが町民からあります。
また、地区長をやっている方や、町の有識者でさえ、「ラディアンは元々、住民の土地を県がタダ同然で手に入れたのだから、無料で返すべきだ」などという、
10数年前の生涯学習センター取得のときにも出ていた話を今でも蒸し返す人も多く、正確な情報が伝わっていないと感じます。
町が正しい最良の方法で取得したということを、もっとアピールすべきだと考えます。また、今までは土地開発公社取得でしたが、いよいよ町のものとして運用されていくのですから、町民の方に「無理して取得しても購入して良かった。」と思ってもらえるような施設の運用が肝要です。

5.情報公開と住民参加について
 町は昨年の平成21年9月16日からそれまでの、時代遅れな公文書公開条例をやっと情報公開条例に全面改定いたしました。その第一条の目的として
「この条例は、地方自治の本旨に即した町政を推進するにあたり、町民の知る権利を尊重し、情報の公開を求める町民の権利を定めることにより、町政を町民に説明する責務を果たし、もって町政に対する町民の理解と信頼を深め、町民参加による一層開かれた町政の推進に寄与することを目的とする。」としています。
ここに示されているように、町民に説明責任を果たすことで町民の理解と信頼を深めることこそ、住民参加の第一歩です。
わが町の役場職員は長い間、「情報はなるべく出さない。寄らしむべし、知らしむべからず」の長い歴史があり、今だに住民に情報を出すことを惜しむきらいがあることは否めません。
今年度の予算のように、一般会計が大幅に増え、町の借金も大幅に増えた現状において、ぜひ町民に説明責任を果たしていただきたい。
町長は施政方針の重点プラン第一「わたしが主役の協働まちづくりプラン」で、町長の手紙やふれあいトークで課題収集や意見聴取したいと述べておられますが、むし
ろ、財政責任者が積極的に町民に出向き、分かりやすく現在の予算・財政状況を説明いただきたいと思います。そのような出前財政講座・ミニフォーラムの開催を望みたいがいかがでしょうか。
また、町のホームページもすこしづつ修正を図って見やすくするように努力されているようですが、まだまだレイアウトやデータ掲載に改善が望まれます。特に「予算・決算のデータ」が掲載されていないことは、残念です。
ご存じの方も多いと思いますが、自治基本条例のさきがけ、先進町の「ニセコ町」では、予算説明書「もっと知りたいことしの仕事」という冊子を全町民に配って、町の施策への理解を図っています。
わが町では、そこまでは無理でも、少なくとも、2月12日に22年度の予算の概略は発表され、資料も作ってるわけですからそれを速やかに掲載されたらいかがでしょうか。
以上。
要望:
二宮町の住民は、第一次産業に従事している人や、商売をしている人ばかりではない。公務員が税金を使って商売に口を出して上手くいっているところは少なく、税金の公平な使い方においてバランス感覚が求められる。
町長は積極的な予算をたてたなら、消して税金を無駄遣いにしていないということを、情報公開し説明責任を果たしてほしい。
財政が大丈夫だということなら、これ以上の住民サービスの低下のないよう、約束してほしい。
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by toko-toukon | 2010-03-09 05:58 | 議会に関すること